
住まいの間取りを調べていると「4LDK+S」という「S」がプラスされた間取りを見たことがあるという方はいらっしゃいませんか?
見慣れないという方も多くいらっしゃるかと思いますが、この「S」はサービスルームという部屋を指しています。
サービスルームにはいくつかの制約があるものの使い方次第では便利に活用することができるんです。
今回は住まいに便利をプラスしたサービスルームについてお伝えしたいと思います(^^)
そもそもサービスルームって?
サービスルームは日当たりなどの採光が不足していて居室とは認められない部屋のことを指します。
間取りの表記は「4LDK+S」や「4SLDK]などと記載されています。
居室として扱われないので一般的な部屋とは少し異なる特性を持っているんです。
建築基準法において居室は窓などの開口部の大きさが床面積の7分の1以上なければなりません。
また、換気に必要とされる開口部が床面積の20分の1以上が必要だと定められています。
サービスルームはこの2つの条件を満たしていないことから一般的な居室とは区別されています。
広さはあまり関係ないのですが、窓が少ないことから大きな空間を作ることは難しいでしょう。
日本家屋にある納戸もサービスルームと同じ意味であるとされています。
納戸にも窓が設けられておらず、部屋と部屋の間に生まれた空間を新たに部屋として利用するために作られています。
納戸には採光がないので常に過ごす部屋として使用するには適していません。
メリット
まずメリットとして挙げられていることはコスト面です。
マンションの場合一般的にサービスルームは、部屋数にカウントされないのでお得に購入することができることがあります。
一戸建て住宅の場合は固定資産税の面でのメリットに期待することができます。
天井高1.4m以上のサービスルームの場合、一定基準以下の広さであれば固定資産税の対象にはなりません!!
このメリットを活かしてサービスルームを収納専用の部屋として設けると固定資産税を抑えながら実用性の高い住まいにすることができるでしょう。
快適さを確保をするための居室と違い収納の部屋としてであれば、壁材や床材にこだわりを持たなくてもいいので建築コストの削減にも繋がるでしょう。
デメリット
次にデメリットとして挙げられていることはどのようなことがあるのでしょうか。
先ほどもお伝えしましたがサービスルームは建築基準法上では居室として認められていません。
設計段階で居室のような設備を設けてしまうと行政指導を受ける場合があります。
そのためサービスルームには電話回線・エアコン設置専用のコンセントやダクトが設けられません。
しかし隣の部屋からコンセントを引き込むことができれば電力を確保することができるでしょう。
サービスルームについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
サービスルームの使い方をイメージしながら設計段階で業者に相談してみましょう。
通常の居室とは異なり制約があるからこそ利用目的を絞った使い方ができるのではないでしょうか(^^)
住まいをもっと便利にするためにサービスルームを検討されてみては?♪
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