
屋根に積もった雪の重さで住まいが倒壊してしまうのを避けるためにも、豪雪地帯では必ず雪下ろしが必要になってきます。
しかし、近年では豪雪地帯でなくてもドカンと雪が積もってしまう地域が増えてきているので雪下ろしについての基礎知識を知っておく必要があるでしょう(*´ω`*)
雪下ろしは高所作業になるため、転落事故が毎年多く報告されています。
今回は雪下ろしの際の注意点についてお伝えしたいと思います。
屋根の雪下ろしの注意点
1.滑落・転落には十分注意すること
豪雪地帯の北海道などの住まいに使用されている屋根材は、雪を落としやすくするために表面を滑らかに仕上げられているので滑りやすくなっています( ゚Д゚)
特に屋根の表面が濡れた状態であれば滑りやすさはグンと高まってしまいます。
滑ってしまうことのないように、少し雪を残す工夫をして直接屋根材の上を歩かないようにしましょう。
また、気温の高い日は雪が滑りやすくなっているので雪が安定しているかを確認して作業を行うようにしましょう。
2.雪の状態と特徴を理解する
平らな無落雪屋根で断熱性能が高い場合、屋根の雪は地上の雪とほとんど同じ状態で積もる量も多くなり雪庇(せっぴ)などができやすくなってしまいます。
断熱性が低い場合は、室内の熱が雪に伝わり溶けることで雪の量は少なくなりますが、耐雪水により雪が滑りやすくなったり水柱や水板ができてしまいます。
勾配のある屋根は平らな屋根と比べると積もる量は少なくなりますが、勾配が緩いと雪が下へ落ちていかないことがあります。
3.屋根の勾配を確認すること
平らな無落雪屋根では屋根の端や雪庇に注意して作業を行うことにより、屋根から転落する危険性は低くなります。
勾配の大きな屋根では雪下ろし作業をする際にバランスを崩しやすくなり、雪止めがないと雪と一緒に滑り落ちてしまう危険性があります。
他にも屋根に立てかけたハシゴが転倒してしまわないように注意する必要もあります。
4.足場面積を確認する
車庫や物置の屋根は滑りやすい屋根材で屋根面積も狭いため、足を踏み外して転落してしまう危険性が非常に高くなっています。
平屋の建物であっても滑りやすいことに変わりはありません。
転落事故の事例が多いので油断することなく注意しながら雪下ろしを行うようにしましょう。
雪下ろしの目安とタイミング
雪の重さはどれくらい湿っているかによって変わってきます。
湿っている雪や氷のように固められた雪の重さは、非常に重たくなると言われていて湿った雪が1m積もるとその重さは軽自動車1台分にもなります。
雪かきを行うことも大切ですが、雪の予報だけでなく雨の予報にも十分注意しましょう。
雨が降ると雪に水分を含んでしまうことにより更に重たくなってしまいます。
このような状態となる前に雪下ろしを行うことがベストですが、無理のないように行うようにしましょう。
雪下ろしは体力を必要とする重労働で、高所作業のため危険も伴います。
少しでも雪下ろしに不安を感じるようであれば、業者に依頼して雪を下ろしてもらうようにしましょう。
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